コラム
食品廃棄物と食糧問題を考えてみましょう
2014-07-04
Q.なぜ、サトウキビ廃糖蜜からつくるの?
A.食品廃棄物の問題も深刻です。
WFP(国連世界食糧計画)の食糧援助量は年間およそ350万トンですが、一方で毎年、その約457倍の食品(およそ16億トン)が世界で廃棄されています。
サトウキビ廃糖蜜など食品廃棄物の資源有効利用も地球規模の喫緊課題です。
農林水産省の発表では、国内の食品業界から発生する食品廃棄物は年間およそ2千万トンで、WFP食糧援助量のおよそ6倍近くを棄てています。途上国が食糧援助を求める中、先進国では大量の食品を廃棄しています。食品廃棄物の排出抑制を目指す取り組みとして、植物由来の燃料や化学品、合成繊維などへ変換させる先進的なグリーンイノベーション活動が求められています。
地球人として地球規模の問題を考えてみましょう
2014-07-04
Q.いま、地球温暖化はどうなの?
A.ますます深刻化しています。
世界人口の急増に伴い、人為起源の温室効果ガス排出量が急増しています。
(右図参照)
そのため、世界各国では気候変動への適応策が急がれています。しかし、適応策は飽くまで備えで、問題解決に繋がる活動ではありません。
未来の子供たちのためにも、石油や天然ガスなど化石資源の消費量を可能な限り削減する行為や、CO2を地下深くへ貯留する行為など緩和策を強力に推進・実行していく強い意思が求められています。
Q.世界人口は増加の一途、資源は大丈夫なの?
A.世界人口の急増に伴い、エネルギー消費量が急増し、資源枯渇問題はますます深刻です。
石油などの枯渇性資源はいずれなくなります。資源枯渇問題や、事業継続の観点から植物などの”再生可能資源”への転換が喫緊の課題です。再生可能資源とは、自然のプロセスにより、人間などの利用速度以上に補給される天然資源のことです。